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なかなか厳しい中学校生活

かいさんが中学に入学して2ヶ月ちょっとが経ちました。

入学→自然教室(2泊3日の八ヶ岳)→体育祭→中間テスト→新校舎への引越し

とイベントづくしの怒涛の2ヶ月間でした。

途中先生の指導方針がよく理解できず、夫婦で学校へ行き、校長先生、教頭先生、
学習室の先生2名と話し合いをしました。
その擦り合わせで、誤解も解け家庭と学校で協力してかいさんの成長を支えていこうと
いうことになったのですが、中間テストはまた一つ大きな山でした。

支援級なので、テストの成績を反映させるかさせないかの選択ができますので、
かいさんの場合はさせない方を選びました。
テストを経験することは大切ですし、テスト勉強をすることで学ぶことが多いので
とても良い機会でした。

学習室(支援級)のテストは個々に合わせた内容なので、かいさんの場合は
国語は学校生活で必要な単語の漢字を読めるようにすること、
数学は日常で必要な計算を使うための文章問題を理解して何を使って計算するかを理解する、
理科は学習室で育て始めた朝顔の観察からの出題、
でした。

交流している社会と英語はみんなと同じテスト内容ですが、1.5倍の時間をかけて
学習室で受けることができました。さらに問題用紙を拡大コピーしてもらえたようです。
しかしルビが振られていないので問題文の漢字が読めず、たとえ振られていたとしても
読むのに時間がかかり答えるところまでいくのに時間がかかりすぎたと想像できます。

先生が問題を読み上げてくれると、口頭で正しい解答ができるものが結構あったようです。

1.5倍以上数日に分けて空き時間を利用してテストを受けさせてもらえたようですが、
読めないこと、書けないことがペーパーテストではネックとなるので、今後の課題となります。

提出課題の英語のワークブックは、例えばこの単語の大文字を小文字に書き換えなさいのような
問題は、小文字のチャートを見せて、発音しながら指でチャートを指していく、
それを私が代筆する方法でやってみましたが、それだとちゃんとできるんですよね。
学校の成績には全く繋がらないけれど、私はその理解で十分嬉しく思いました。
タブレットをうまく利用できたら、彼なりにテストに答えられる日がくるかもしれないと
まだあきらめていません。

なかなか厳しい中学校生活_b0043452_11593095.jpg


あいかわらずbとdを読み間違えたりするので、文字の見え方も私たちとは異なるのかもしれません。
そこが知的障がいなのかもしれません。

かわいい〜で済まなくなってきた年齢なだけに、学校での先生からの指導も
体育会系で厳しく(今まではとても優しい大人に囲まれていたので)、おそらく褒められたり
できた!と感じる場面が極端に少ないのだと思います。でもそれは他の皆も同様だと思いますが。
さらに家では介助がきつくなってきた私に刺々しく文句を言われてしまう日々・・・。

かいさん壊れちゃうかも。

全力でサポートしてあげたいけれど、そこは自力で頑張らなければ・・・と思うことが
たくさんありすぎて、もんもんとしてお互いに辛いです。

いつもいつも大人に助けてもらうのではなく、周りにいる同級生達の助けを受けることが
この3年間とても大切に思います。
でもそれには友達を作らなくてはと私は思うのですが、いつの頃からか引っ込み思案なかいさん
なので、どうなることやらです。

緊張すると声が極端に小さくなり、顎が上に上がってしまい仰け反ってしまうので、
誰に話しかけているのか分かり辛い、声が小さいので話しかけられていることに周りが気付かない。
それでも「うんうん。な〜に?」と聞いてくれるのは大人しかいなかった。

それでも一緒に帰ろうと言ってくれるお友達もいるし、見かけると手を振ってくれる子もいます。
しかし、かいさんからの働きかけが異常に少ないのです。
実は私も恥ずかしがり屋なので、そこは遺伝かもしれないし申し訳ないのですが、
それでも私はここでは友達を作りたいとか、楽しく過ごしたいと思うときは頑張って声をかけますし、
得意な聞き役に徹したりします。

かいさんにも必死になって何かを手に入れたり、挑戦してほしいと思うのは親の身勝手でしょうか。

頑張っているように見えないと、応援する気にもなれなくて。冷たい、私。

1番身近にいるのに、1番理解できていないのかもしれません。

悩むよ〜。

あ、でも1つ嬉しいこと!
かいさんのクラスは交流級も学習室も新校舎になったので、段差の問題がないのです!!
下駄箱にも段差がないんです!
どこからでも外に出られるこの感覚。わかる人にはわかるはず。
段差なんて大嫌いw




Commented by こうくん at 2015-06-13 12:49 x
私と一緒に遊んでる時は全然そんな感じは受けないなあ…。
最初のうちは「場所見知り」「人見知り」があるのかな。
>緊張すると声が極端に小さくなり、顎が上に上がってしまい仰け反ってしまう…。
↑もしかすると「緊張して体(背中)が反る」→「それに合わせようとして頭を上げる(顎が上がる)」→「呼吸がスムーズにいかなくて声が極端に小さくなる」→「周りに理解されにくいから自分からアプローチしなくなる。」
の悪循環かもしれません。
だとしたら、背中が反りにくいようなシーティング&ポジショニングを工夫してみるのもいいかもしれません。
Commented by flyingkite at 2015-06-13 13:12
⭐︎こうくん⭐︎ ご指摘の悪循環、その通りです。経験から学ぶのが早いので、今までそうなってきて気付いてもらえなくて、あきらめが早くなってしまった感じです。本来はとても明るくておしゃべり大好きな人です。でもそれは自分の話し方に慣れた人が相手の場合。こうくんは彼に合わせて聞いてくれる人だから安心して話せたんだと思います。シーティングで改善できるなら少し調べてみようかな。ありがとうございます。
Commented by こうくん at 2015-06-13 14:46 x
とりあえず車イスに乗った時、背中、腰、肩のあたりにできる隙間にタオルと輪ゴムで作った「タオルクッション」入れて隙間を無くして「支え」を作ってごらん。
それだけでもだいぶ違うはず。
Commented by flyingkite at 2015-06-13 15:07
⭐︎こうくん⭐︎ そうですね。やってみます。ありがとうございます!!
Commented by サク&コウの母です at 2015-06-16 20:55 x
初めてのコメントかな?
ランドセルの件、ありがとうございました!
かいくん、頑張っていますね(>_<)!
サクの6年後、そのものな感じで自分の事のような気がしながら読ませてもらいました。
私も同じようなことでもんもんとしてますよお。。こちらはまだ小さいのにすでに介助はきつくて毎日半ベソでだきあげてますし。。
お母さんも頑張ってるんだからサクももっと頑張ってよ!なんて言っちゃうこともしばしば(TT)
サクも、かいくんと一緒で外だと大人しいし、いっぱい我慢もしてるみたい。
お家に帰ってくると気が抜けちゃうんだろうに。。外で頑張ってることも認めてお家ではリラックスさせてあげなきゃなあと反省しては、の繰返しです<(_ _*)>

おなじような道を歩むかいくん、サクがもう少しお兄ちゃんになったらいろいろ相談したり分かち合ったりできる仲になれたら嬉しいなあ。
かいくん、目指して頑張るぞ!
我々もq(^-^q)
Commented by flyingkite at 2015-06-21 10:19
⭐︎さくちゃん&こうちゃんママ⭐︎ コメントありがとうございます。いろいろ初めてのことだらけだけど、1つずつこなしていくしかないのよね〜。少しでも参考になれば嬉しいです。
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by flyingkite | 2015-06-13 11:34 | 中学校 | Comments(6)

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